「旅するチョウ」と呼ばれている「アサギマダラ」が、今年も秩父市の「道の駅あらかわ」(秩父市日野)に飛来し、花の蜜を吸う様子などが見られるようになった。
アサギマダラは春から夏にかけて北上し、秋には南下して渡り鳥のように長い距離を移動することから「旅するチョウ」と呼ばれており、羽を広げると10センチほどになる。
このアサギマダラを呼び込もうと、「道の駅あらかわ」の周辺住人が5年前から、アサギマダラがその蜜を好物とする秋の七草の一つ「フジバカマ」を道の駅周辺で栽培しており、その花が咲くこの時期にアサギマダラが飛来してくる。
今年は国道140号線の道の駅入り口付近に「アサギマダラの来る駅」と書かれたのぼりを立て、通りかかるドライバーなどにアピールしている。
10月6日ごろから2、3匹のアサギマダラが見られるようになった。「フジバカマの花が満開を迎えるのは今月中旬くらい。チョウの数も増えてくるのでは」と地元住民らは期待を寄せている。
道の駅の営業時間は9時~17時(12月~2月は16時まで)。