秩父のラーメン店「麺屋BONCHI(ぼんち)」(秩父市下宮地町、TEL 0494-40-0259)が5周年を迎えている。
秩父でライダーをはじめとして、幅広い客層を集める同店は、秩父出身の店主、山口洋さんが、ラーメン好きが高じて開店した。山口さんは24歳で脱サラ後、秩父の高篠にあるラーメン店で修業をし、共同経営者と共に「らーめんけいぶ」をオープン。その後、2016(平成28)年に独立して、現在のラーメン店を開店するに至った。
多くの客が頼むという「BONCHI味噌(みそ)ラーメン」には、大量の豚骨、鶏骨、香味野菜を20時間強火で炊き上げた濃厚スープに秩父味噌を使う豚骨味噌スープを開発。「ガツンとインパクトがあるが、後味はスッキリで、誰でもおいしく食べられる」という。スープが麺によく絡みつくように作ったという極太ちぢれ麺には秩父の水を使う。
山口さんは「ターゲットを若い人に絞って提供する、というよりもあっさりとこってりの中間を取ることで、年齢性別問わず一人でも多くの人に自分の作ったラーメンで笑顔になってほしい」とメニュー開発の経緯を話す。オープン以後は客足が落ちることなく、5周年を迎えたという。現在も、時間を見つけては6周年に向けて、新メニューの開発にも力を入れる。
「店を展開して大きくしていくというよりも、自分の手で直接作ったラーメンで秩父を盛り上げて、それと同時に多くの人にBONCHIのラーメンを届けたい」と今後の展望を話す。
営業時間は11時30分~14時、17時~21時(スープが無くなり次第、終了)。日曜定休。