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秩父で荒川流域の未来を議論 滋賀に続く「Glocal SDGs」第2弾

清野秩父市長と秩父市役所総合政策課の富田さん

清野秩父市長と秩父市役所総合政策課の富田さん

 秩父市誕生20周年記念事業「Glocal SDGs(グローカル・エスディージーズ)シンポジウム in ちちぶ」が3月14日・15日、秩父宮記念市民会館(秩父市熊木町)などで開かれる。「いのち・ちきゅう・みらいプロジェクト実行委員会」「三千年の未来会議」、秩父市の共催。

Glocal SDGs シンポジウム in ちちぶのチラシ

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 Glocal SDGsプロジェクトは、単一の自治体や企業の取り組みを超えた「流域」単位での連携や共創を広げる目的で昨年6月、滋賀県大津市で第1回の全国大会を開催した。特定の地域に根差した課題を議論することを目指し、今回は荒川流域を対象に行う。

 14日は、13時15分から環境省関東地方環境事務所の楠本浩史さん、元環境省事務次官の中井徳太郎さんが「流域の地域循環共生圏」、清野和彦秩父市長が「荒川流域の地域循環共生圏のこれから」などのテーマで基調講演を行う。その後、秩父地域1市4町の首長が登壇し、「森林と里の経済循環」「全国各地の流域圏との連携」をテーマとしたパネルディスカッションを行う。

 翌15日は、9時30分から「いのち」「ちきゅう」「みらい」の3つのテーマに分かれた勉強会を行う。14時からは秩父市出身のソプラノ歌手・澤畑恵美さんが出演するオペラ「地球の叫びーオペラみづち」をユナイテッド・シネマ ウニクス秩父(秩父市上野町)で上映。同作は水の精霊「みづち」を巡る物語を通じて、生命の根源である水の大切さや、人類と地球の共生のあり方について問いかける作品。当日は昨年6月「第1回 Glocal SDGs 全国大会 in 琵琶湖」での初演時の映像を上映する。

 今回のシンポジウムの重要なキーワードで、環境省が推進しているのが「地域循環共生圏(ローカルSDGs)」という考え方で、2018(平成30)年の第5次環境基本計画で明記された、日本が目指す持続可能な社会像。それぞれの地域が主体的に課題を解決し続け、得意な分野で互いに支え合うネットワークを形成していくことで、地域も国全体も持続可能にしていく自立・分散型社会を指す。

 地域循環共生圏をさらに範囲を広げて「流域」単位での連携・共創を目指す考えが「Glocal SDGs(流域の地域循環共生圏)」。秩父市では清野市長が「荒川流域圏構想」を推進している。荒川の最上流に位置する秩父市がリーダーシップを取り、中下流域の自治体や企業と連携することで、経済や環境、防災などの課題解決を目指している。

 清野市長は「秩父地域から新たな取り組みを生み出していくために、重要なシンポジウムになると考えている。秩父市は荒川流域圏構想を進めているが、地域発の取り組みが日本や世界の危機を救うと信じている。熱い思いを持った方々との交流を心待ちにしている」と意気込む。

 同市総合政策課の富田浩充さんは「今回のシンポジウムは、荒川流域圏構想を広く知ってもらえる重要な機会。首都圏に恵みをもたらしている荒川の価値を源流の秩父から発信し、流域の方々の豊かさや安全、癒やしにつなげていくことが、秩父の未来に向けた活性化につながっていくと考えている」と話す。

 参加無料で、一部プログラムのみの参加も可能。事前申込制で、ウェブで受け付ける。空席があれば当日参加も可能。

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