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秩父で宿間の荷物配送サービス 札所総開帳に合わせ「手ぶら巡礼」支援

担当の「オフィスプラス」守屋さん

担当の「オフィスプラス」守屋さん

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 秩父地域で宿泊施設などを経営する「オフィスプラス」(秩父市大野原)が3月18日、手荷物配送サービス「秩父キャリーサービス」の新プラン「手ぶら巡礼プラン」を始める。同日始まる秩父札所34カ所の「午歳(うまどし)総開帳」に合わせ、宿から宿へ荷物を配送する仕組みを整えた。

札所巡礼プラン チラシ表

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 同社は自社で宿泊施設を運営する中で、大型荷物がコインロッカーに入りきらないケースや、観光中に荷物を預けて夕方以降に荷物を受け取りたいという宿泊客の声を受けていた。こうした需要に応え、京都や箱根などで定着している手ぶら観光の仕組みを参考に、昨年2月から手荷物の一時預かり事業を展開している。

 今回の新プランは2泊3日(3区間配送)で2,700円。1泊または1区間追加ごとに900円を加算する。宿から宿へ荷物が先回りするため、利用者は最低限の手荷物だけで巡礼できる。同社担当の守屋諭さんは、自身が3泊4日で34カ所の札所を、全ての荷物を背負って徒歩で巡礼した経験を持つ。「水だけ持って身軽に歩ける選択肢があれば、巡礼者の体の負担は大きく変わるはず」と話す。

 現在は同社運営の施設や地元の宿を中心に18施設と提携する。秩父札所は秩父地域内に広範囲に点在しており、守屋さんは「札所を巡る度に前の宿や駅へ荷物を取りに戻るのは、歩き巡礼者にとって大きな負担。巡礼を終えてそのまま次の宿へ向かい、自分の荷物が届いている状態になれば、宿選びや観光の幅が広がる。滞在時間を有効に使い、秩父に泊まって巡る新たな楽しみ方を見つけてほしい」と期待を込める。

 受付は自社で運営する西武秩父駅・御花畑駅から徒歩2分ほどのコワーキングスペース「働空間(はたらくうかん)」(熊木町)。通常の一時預かりサービスも継続し、料金は小型600円、大型800円。21時まで有人で対応するため、ゴルフバッグなどの大型荷物の預かりや、途中の出し入れにも応じる。預けている間に必要なものを取り出したり、買い足した土産物を追加したりすることもできる。口の閉まらないバッグなどは、貸し出し用のレンタルバッグにまとめて荷造りするほか、 専用の荷札を用意するなど体制を整える。

 守屋さんは「今後はキャンプ場やゴルフ場なども含め、提携先を広げたい。利用者への選択肢を増やすため、連携してもらえる宿や施設も引き続き募集している。地域全体で手ぶら観光を支える仕組みを作っていきたい」と協力を呼びかける。

 受付時間は10時~21時。手ぶら巡礼プラン当日配送の受け付けは13時まで。

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