独立行政法人中小企業基盤整備機構のイベント「TIP*S」が3月9日にオンラインで行われ、秩父郡横瀬町を拠点として活動している浅見制作所代表の浅見裕さんが登壇した。
浅見さんは横瀬町の出身で、大学から都内に住み専門商社やITベンチャー企業に勤務した後、Uターンで横瀬町に戻り、現在はフリーランスのウェブ制作者として、主に営業とディレクターの仕事をしている。生まれ育った地元に戻ろうと思った時に複数の仕事をすることで暮らしていけると思ったという。
横瀬町で暮らす中で、横瀬町の川を活用した仲間内のプライベートなサウナイベント「川とサウナ」を開いたり、横瀬町の空き家を購入して「ミノペン」というサウナ付きペンションを開いたりするなど、サウナをコンテンツとした地域活動にも取り組んでいる。
オンラインイベントには70人近くが参加し、中小企業基盤整備機構の「TIP*S」イベントの中でも参加者が多く、人口減少地域での働き方や複業、地域活性化などへの関心の高さがうかがえた。埼玉県内の地域を取り上げた「TIP*S」イベントは今年度4回あり、今回が最終回。今後のイベント予定はホームページで確認できる。