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皆野高で卒業記念の箱作り 生徒と教員が共同製作

3年生2クラスの約20人と教員が一緒に箱を製作した

3年生2クラスの約20人と教員が一緒に箱を製作した

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 皆野高校(皆野町皆野)で1月30日、卒業記念企画として箱作りの授業が行われた。参加したのは3年生2クラスの約20人で、生徒は卒業式で自分が受け取る予定の箱を教員と一緒に製作した。

机をまるくつないで、先生と生徒が一緒に作業した

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 授業は、倉庫業を本業とする「マルニ・ロジコム」(三芳町)が担当した。同社は発送代行業務のほか、ラッピングに特化したサービスとして、日本橋高島屋で持ち込みラッピングを請け負う専門店「つつみ屋工房」を運営している。一般向けにワークショップなども行っているが、学校と連携した取り組みは今回が初めて。

 同社では以前から「めぐり箱」というサービスを行っている。包装紙が使い捨てられてしまうことを課題と捉え、贈り物のサイズに合わせて箱を作り、和紙や包装紙で化粧箱として仕立てる。箱そのものを残し、再利用できるようにすることで、贈り物と共に思い出も残す狙いがある。

 同社の瀧本佳史さんは「もらった人が『あの時、あの人からもらったもの』だと思い出せるような形にしたかった。思いが巡っていくことから『めぐり箱』と名付け、販売も行っている」と話す。

 授業開始に当たり、講師を務めた大橋久美さんは「社会に出ていく中で、仲間や先生と過ごした時間が胸に残るといい。今日はワイワイと楽しみながら作業してほしい」と生徒に声をかけた。

 当日は、机を円を描くように並べ、生徒2人と教員1人が1卓の机に座って作業した。あらかじめ用意された約10センチ四方の箱に、それぞれが選んだ模様の包装紙を貼り、箱を仕上げた。底の部分は生徒が担当し、ふたは教員が2人分を作った。完成したふたを隣同士で交換し、箱とふたで異なる模様を組み合わせる姿も見られた。

 ふたの内側には校歌の一節を印刷し、箱を開ける度に目に入るよう工夫した。同校の校歌には「社会をまるくつなぐため」という一節がある。この言葉を意識し、生徒と教員が円形に机を並べて作業する形式を取り入れた。

 参加した3年の小池雷樺さんは「簿記を教えてくれた先生と一緒に作業した。先生と一緒にこうしたものづくりをするのは初めてだったが、うまく協力しながら作ることができた」と振り返る。

 浅見和義校長は「かつては当校でも授業でラッピングを教えており、地域の人を招いた公開講座で生徒が講師を務めることもあった。今回作った箱は卒業式で記念品を入れて渡す。卒業に向けた節目の取り組みになれば」と話す。

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