埼玉県きのこ振興会が1月30日、「道の駅 果樹公園あしがくぼ」(横瀬町芦ヶ久保)で「第42回埼玉県きのこ共進会」を開催し、最高順位の県知事賞などを決定した。
同共進会は、キノコ生産者の技術改善や品質向上を目的に毎年1月末に開催している。当日は秩父、鳩山町、入間、飯能、越谷、熊谷の生産者らが原木の生シイタケ17点、乾燥シイタケ13点を出品した。県寄居林業事務所などの5人が審査員を務め、キノコの形状、肉厚、色合い、箱に入れた荷姿(傘のそろい具合)などを審査。生シイタケ(原木)栽培の部では宮原善洋さん(秩父市)、乾シイタケ栽培の部では鷹啄剛伸さん(小鹿野町)が最高順位の県知事賞を受賞した。
今回のキノコの出品状況について、同振興会の山田喜久会長は「昨年の夏から秋にかけ、高温少雨により「ほだ木」(キノコの菌種を植えつけた原木)の管理が難しく、キノコの発生が不順だった」と生育環境による生産の苦労はあったものの、出品されたキノコの品質については、「少雨でキノコの芽の数が少なかったが、それが功を奏して肉厚で高品質なキノコが多かった」と話す。
生シイタケ(原木)栽培の部で、県知事賞を受賞した宮原さんは秩父市伊古田で、親子3代で70年以上営むシイタケ農家。宮原さんの農園の原木シイタケは2024年から3連続で同賞を受賞している。宮原さんが栽培するシイタケは「ヤオコー秩父上野町店」「道の駅みなの」で扱う。善洋さんの父親で、1等受賞者でもある善一さんは、良質なシイタケの見分け方について、「傘が白っぽい茶色のシイタケは新鮮でおいしい」と話す。