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西秩父エリアで「黄金のかぼす祭」 特産カボス使い22店が参加

中華料理店「春雷」の完熟カボスの油淋鶏

中華料理店「春雷」の完熟カボスの油淋鶏

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 西秩父エリア(小鹿野町・秩父市吉田地区)で12月19日、「秩父黄金かぼす」をテーマにしたグルメイベント「黄金のかぼす祭」が始まった。飲食店や旅館など22店が参加する。

「須崎旅館」はカボスのカクテルや鍋を提供する

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 特産の「秩父黄金かぼす」を広くアピールし、地域の活性化につなげることを目的に毎年12月から翌年2月末まで行っている同イベント。回を追うごとに盛り上がりを見せ、同エリアの冬の風物詩として観光客誘致につながっている。

 開催前日の18日には、小鹿野文化センター(小鹿野町小鹿野)で試食会を行い、9店が参加。小鹿野町の森真太郎町長、秩父市の清野和彦市長、カボス生産者、イベント参加店、JAちちぶ関係者、支援者らが集まった。参加店が「秩父黄金かぼす」を使ったオリジナルメニューを提供し、生産者や地域関係者にイベントへの熱意を伝えた。

 試食会の狙いについて、実行委員会の太田誠会長は「西秩父エリアで一丸となってイベントを盛り上げていくという思いを、関係者で共有したかった」と話す。「秩父黄金かぼす」の普及に向けて同エリアが一致団結し、意志の統一を図る目的もあるという。

 試食会当日は参加店が、中華、鍋、カレー、チーズ、和菓子、かき氷、カクテルなどのオリジナルメニューを披露した。イベント参加店で、毎年「かぼすのマーマレード油淋鶏(ユーリンチー)」目当てに多くの観光客が訪れる中華料理店「春雷」(小鹿野)の丸山健太さんは「今年の黄金かぼすは甘味が強くみずみずしい。カボスの爽やかさと酸味の利いたメニューを味わってほしい」と話す。

 森町長は「生産者が丹精込めて作ったカボスを使って、参加店それぞれが知恵を絞り、さまざまなメニューを考えていただいた」と話し、生産者と参加店をねぎらった。

 2026年2月28日まで。

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