食べる

横瀬町の「らぁ麺大金星」が5周年 地域に根付かせ2号店構想も

大金星の「特製醤油らぁ麺」(1,300円)は4種のチャーシュー・味玉などがのっている

大金星の「特製醤油らぁ麺」(1,300円)は4種のチャーシュー・味玉などがのっている

  • 0

  •  

 横瀬町の国道299号線沿いにあるラーメン店「らぁ麺大金星」が10月21日で5周年を迎えた。前日の20日には記念の限定ラーメンを提供し、節目を祝った。

「らぁ麺大金星」店主の山本さん

[広告]

 オープン以降、淡麗系のしょうゆラーメンや塩ラーメンを看板に、煮干しや昆布水つけ麺などメニューの幅を広げてきた同店。開店当初はスープを鶏ガラ中心にしていたが、現在は地鶏を使ったものに変更。具材には地元の野菜や、山本さんの友人が秩父市蒔田で育てている米も使う。日替わりで「台湾まぜそば」「トマトつけめん」「背脂煮干しらぁ麺」「横瀬ブラック」など、さまざまな限定メニューを提供している。

 店主の山本賢剛さんは「師匠から『ラーメンを売ることは自分を売ること、常連のお客さまをつくれ』と教わった。限定メニューは自分を表現する方法だと考えている」と話す。その日のメニューのお知らせを中心にSNSでの発信も続け、常連客との交流を重ねてきた。同店にオープン以来150回以上足を運んでいるという横瀬町在住の40代男性は「大金星のSNSを見て、今日はどんなラーメンなのか楽しみにしている。限定メニューもその一品で店が出せるようなクオリティーで、驚かされる」と話す。

 5周年を記念して20日に提供した限定メニュー「麻婆(マーボー)豆腐TKM」は、山本さんと親交の深いラーメン店「ゴールデンタイガー」(熊谷市)と、中華料理店「孫悟空」(秩父市影森)を営む後輩とのコラボで実現した。ゴールデンタイガーの「TKM(卵かけ麺)」に、孫悟空の麻婆豆腐を合わせた一杯で、当日は150食が完売した。山本さんは「今回のコラボは周年限定なのでこれで終わりだが、冬には麻婆やチンジャオロースを使ったあんかけラーメン、担々麺などにも挑戦したい」と話す。

 土日を中心に行列ができることも多く、今後は2号店や移転案として現在の店(12席)よりも広い店を目指す構想もあるという。座敷を設け、家族連れがくつろげる20~30席の店を理想に掲げる。「6年目は限定メニューではなく、レギュラーメニューを磨く年にしたい。知り合いたちがコンクールで金・銀・銅などを取っていて刺激になっている。自分もSNSだけに限らず、雑誌などでも発信できる場をもらえたら」と意欲を見せる。

 山本さんは「『味を守ることより、地域に根付くことを考えなさい』という師匠の教えを大切にしている。また来たいと思ってもらえる店を続けていきたい」と話す。

 営業時間は、11時~14時30分、17時30分~20時30分。火曜・第3水曜定休

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース