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埼玉・大野県知事が秩父をふれあい訪問 長瀞「エルズパーク」など視察

大野元裕埼玉県知事が秩父地域への「ふれあい訪問」で犬連れ専用施設「エルズパーク長瀞」を訪れた

大野元裕埼玉県知事が秩父地域への「ふれあい訪問」で犬連れ専用施設「エルズパーク長瀞」を訪れた

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 大野元裕埼玉県知事が9月18日、秩父地域での「ふれあい訪問」で長瀞町の犬連れ専用施設「エルズパーク長瀞」(長瀞町長瀞)を訪れた。

(左から)大野県知事、石川社長

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 ふれあい訪問は、知事自身が県内のさまざまな現場に足を運び、地域の実情を政策に反映することを目的としている。この日は秩父市の林業・製材業の「ウッディーコイケ」、皆野町で清水病院が運営する発達支援施設「くれよん」と就労支援の「久遠チョコレート秩父店」も視察した。

 エルズパークは昨年11月に旧町営プール跡地を活用して開業した、犬連れ専用アウトドア複合施設。敷地内にはキャンプサイトやトレーラーハウス、犬と一緒に利用できるカフェを整備し、飼い主と犬が自然の中で過ごせる環境を提供している。半導体のコーティングや溶接などを手がけるリバストン工業(深谷市)が新規事業として立ち上げた。

 大野知事の訪問は、カフェで施設の概要説明で始まった。資料をモニターに投影しながら説明した後、キャンプサイトやコンテナハウス、整備中で来年初夏のオープンを予定するドッグランや水遊び場を案内。その後再びカフェに戻り、質疑応答や懇談を行った。大野知事はノートパソコンにメモを入力しながら説明を聞き、質問していた。

 話題は、県内外からの利用者内訳や稼働率、本業との関わり、地元との連携、将来の計画などに及んだ。施設の管理を担当するマネジャーの山口悟司さんが、都内や神奈川などからの利用が多く、最近は新潟や群馬からの来場もあることを説明。県外イベントへの出展が認知度向上につながっているとの見方を示した。犬を連れていない人からの利用希望もあるが、基本は犬連れ専用とし、カフェは犬連れ以外も利用できると話した。

 大野知事は「秩父には観光資源が面として広がっているのが特徴」と、自然や景観に加え食や体験など多様な楽しみ方があることに触れた。「特に秩父の雲海はきれい。今日はのんびりした雰囲気で過ごせた。カフェのテラス席で、お酒を飲みながらゆっくりしたい」とも。

 同施設を経営するリバストン工業の石川哲也社長は「たき火エリアを評価してもらい、とてもありがたかった。多くの質問を頂き、思った以上に長く話をすることができて、うれしかった」、山口さんは「宝登山が見える場所を知事が『ホドスポットだ』と話していた。県のキャラクター『コバトン』と愛犬と一緒に撮影できるフォトスポットづくりも検討したい」と、それぞれ話す。

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