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「輝け秩父人!お笑いコンテスト」 ボランティア団体が企画、12組が出演

客席も含め、会場全体が盛り上がった

客席も含め、会場全体が盛り上がった

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 「輝け秩父人!お笑いコンテスト2025」が8月31日、秩父市歴史文化伝承館(秩父市熊木町)で開催された。秩父市内で活動するボランティア団体「color's(カラーズ)」が主催し、昨年に続き今年で2回目。

5歳から80代まで幅広い年代が出演

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 同市在住の母親らから成る同団体は、立ち上げから16年目。「赤ちゃんとママのためのイベント」などを企画している。当日は12組がエントリーし、5歳から80代までの参加者がそれぞれ5分の持ち時間で漫才やコント、フリップ芸、紙芝居などを披露し、会場を盛り上げた。

 観客参加型投票による特別賞では、「秩父愛賞」に小学5年生コンビ「神の両手」、「最強チームワーク賞」に小学生4人組の「ボケピース」、「アイデア賞」にフリップ芸の「町田」が、それぞれ選ばれた。

 「神の両手」は「みんなを笑わせられて、ミッションクリアしたので天へ帰ります」、「ボケピース」は「みんなにたくさん笑ってもらって本当に良かった。ハプニングがたくさんあって、余計にウケが良かった」、「町田」は「温かいお客さまが多くて助かった」と、それぞれ振り返る。客席からは「秩父にこんなに芸人がいると思わなかった」「楽しかった。また来たい」などの声が聞かれた。

 昨年に続き、ゲスト出演したお笑い芸人「しびれグラムサム」のヨシダさん、ヤマダさんは「ここでしか見られないものがある」「1年たって子どもたちが成長していて驚いた」と、それぞれ話す。

 自らも「こひずかのよき」としてネタを披露した清野和彦秩父市長は「この地域を自分たちの手で盛り上げていこうという思いが素晴らしい。参加者の世代も幅広く、皆、度胸があってすごかった。自分は1カ月前から、家族が寝静まってから毎日練習した」と明かした。

 color's代表の笹原真帆さんは「コロナ禍で人が集まれなかった時期を経て、何か一つのことで皆で同じ空間で笑い合うことができたらと、昨年、第1回を立ち上げた。出演者にも観客にも運営スタッフにも楽しんでもらえるようにと、皆で組み立てていった。結果は大好評で、『またやってほしい』『自分も出たかった』という声を受け、今年4月ごろに第2回の準備を始めた」と振り返る。

 司会を務めた落合佳織さんは「ママが笑えば子どもも笑う。子どもから大人まで、みんなが幸せに生きていくために『笑い』は必要なもの。この地域から笑いの渦が広がって、明るい子どもが増え、みんなが幸せになれば」と話す。

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