
皆野町が現在、開設から45年がたった町立学校給食センターの全面建て替えの準備を進めている。現在の給食センターは1980(昭和55)年に開設され、建物や調理設備の老朽化が進んでいるほか、近年の多様な食のニーズへの対応が課題となっている。
特に対応が求められているのが、食物アレルギーへの対策。現在の施設には専用の調理室や器具がなく、対応には限界があったという。新施設では、文部科学省・厚生労働省の衛生管理基準に準拠したHACCP対応型の施設として整備する予定。アレルギー対応の専用調理室を設けるほか、最新の調理機器も導入する。これにより、機能性・安全性の大幅な向上が期待されている。
町企画財政課の阿保拓也さんは「子どもたちが健やかに成長し、未来に向かって羽ばたいていくために、安全でおいしい給食は欠かせない。新しい学校給食センターの建設は、子どもたちの未来への投資であり、皆野町の未来を育む重要なプロジェクト。建設は夏以降の開始を予定している」と話す。
同町では「子どもたちの未来への投資」と同プロジェクトを位置づけ、町内外からの協力を呼びかける。ふるさと納税制度を活用し、6月13日~9月10日の90日間、ガバメントクラウドファンディング(GCF)で協力を呼びかけている。