
ハウススタジオ「古民家スタジオ秩父」(秩父市中村町)が4月22日にオープンした。築120年の元養蚕農家の古民家を活用し、撮影やイベントなど多目的に使えるスペースを提供する。経営は映像制作やメディアコンサルティングを行う「森のメディア」(荒川日野)。
(左から)高野息吹さん、高野美保さん、高野健一郎さん、中原悠斗さん
高野健一郎さんと荒川地区出身で妻の美保さんが2023年に創業した同社。共に映像業界で長年活動している中、秩父を拠点にオフィスを探している際に同物件を見つけた。明治時代に建てられた日本家屋の雰囲気が撮影にも適していると判断し、オフィス兼貸しスタジオとしての活用を決めたという。
古民家を生かし、和室や土間を備えた同スタジオ。セミナー、コスプレ、配信や作品などの動画、商用写真など、さまざまな撮影に対応する。美保さんは「オープンして間もないが、コスプレの撮影会やユーチューブ撮影などの予約も入った。利用する人が、それぞれの楽しみ方をしている。近くに秩父神社やアニメの聖地、レトロな街並みやキャンプ場などもあるので、スタジオの利用と併せて秩父を楽しんでもらえれば」と話す。
貸出時間は8時~20時。料金は、一般利用=1時間3,300円、商用写真撮影=同4,400円、商用動画撮影=同5,500円で、いずれも3時間から貸し出す。最大20人まで収容でき、セミナーやワークショップ、展示会などの空間利用にも対応する。ウェブサイトで予約を受け付ける。