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秩父の和洋菓子店「ニューみとや」が100周年 記念イベントで地域に感謝

(左から)萩原由曜さん、清子さん、春奈さん

(左から)萩原由曜さん、清子さん、春奈さん

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 秩父の老舗和洋菓子店「ニューみとや」(秩父市野坂町)が4月24日で100周年を迎える。これを記念して、4月29日にイベントを開催する。

「ニューみとや」外観

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 初代の萩原寅一さんが1925(大正14)年に創業し、現在は4代目の萩原由曜さんが同店を経営する。生地を幾層にも焼き重ねて洋酒に浸した「秩父のかおり」や「秩父タルト」などの看板商品は長く地域住民に親しまれている。萩原さんは伝統の味を受け継ぎながら、ブラッシュアップや新商品の開発に取り組む。

 当日は「感謝の気持ちを込めて」、限定メニューを販売。「秩父のかおり」を使った「秩父のかおりパフェ」(540円)、人気のケーキ「オセロ」「バナナケーキ」を5倍の大きさにした「メガオセロ」(2,250円)、「メガバナナ」(2,500円)も用意。記念グッズとしてトートバッグ(2,180円)も販売する。同バッグを持参して同店で買い物をすると、焼き菓子1つが進呈されるサービスが付く。

 店内には「みとやの木」と題し、来店客が同店にまつわる思い出を葉っぱ型のメッセージカードに書き込み、貼りつけて展示するスペースを設け、記入者には菓子を進呈。ショーケースでは秩父地域の人気パティスリー「小さなお菓子屋Spoon」「菓子工房橋本」「パティスリーイシノ」が出品に協力する。各店のお薦めケーキのほか、「ちちぶコーヒー」が同店とのコラボコーヒーを販売する。「花鳥風月」のアート体験ブースも予定する。

 店外では「明治乳業」「みそぽてと本舗」「福の縁」「and me」「和銅農園」「麻屋商店」「ENgaWA」が出店し、「栃本ふるさとプロジェクト」「花秀」も協力。DJブースでは猪野正樹さんがDJを務め、地元ミュージシャンの水野晋太郎さん、ゑ川史子さんが演奏を披露。秩父のイメージキャラクター「ポテくまくん」も登場する。

 萩原さんは「100年間の歴史をひもといた時、地域の方々に感謝の気持ちをどうしても伝えたいと思った。さらに地域の菓子店も巻き込み、秩父地域のおいしいお菓子の存在を当店からも伝えたいと考えた。パティシエ人生の中で一番大切なものは『出会い』。出会った人に支えられてこそ、菓子作りを続けられる。感謝を込めたイベントなので、この店が好きで応援してくれる方に、ぜひ足を運んでほしい」と呼びかける。

 開催時間は10時~18時を予定。

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