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眞名子新さん、秩父・田村神社の例大祭でライブ 昨年に続き特別御朱印も

特別御朱印デザイン3種

特別御朱印デザイン3種

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 秩父の田村神社(秩父市田村)で4月13日に例大祭が行われ、昨年に続き神事の後に特別御朱印の頒布に加え、カントリーフォークシンガー・眞名子新(まなこ・あらた)さんの弾き語りライブが初めて行われる。

眞名子新さんアー写

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 五穀豊穣(ほうじょう)や子授け・安産、水にまつわるご利益があるとされ、「彌都波能売神(みずはのめのかみ)」をまつり、約500年の歴史を持つ同神社。普段、宮司は常駐せず、地域住民が管理している。

 同イベントは田村地区出身でカフェとプライベートキャンプ場を併設した「KEiNA CHICHIBU(ケイナ・チチブ)」(田村)を2022年に立ち上げた今山実穂さん、同じく田村出身で2024年に映像制作会社「like a bird(ライク ア バード)」(宮側町)を立ち上げた宮下遥明さんを中心に、同神社氏子総代や地域の関係者らが準備を進めている。

 ライブを行う眞名子さんは、昨年FUJI ROCK FESTIVALやSWEET LOVE SHOWERなどの大型フェスにも出演し、宮下さんが以前から関心を寄せていたアーティスト。眞名子さんのフォークやカントリーを基調とした楽曲や、生活や自然に寄り添った歌詞に「田村に近しいもの」を感じ、宮下さんが知人の手を借りて声をかけ、出演が決まったという。

 参加者に配布するイベント当日限定の御朱印は、横瀬町のデザイン会社「malme.design(マルメデザイン)」の吉田武志さんがデザインを担当。書家・鎌村和貴さんの文字を取り入れ、神社のたたずまいや風景から得た感覚を基に赤・黄・青の3種類を考案した。特殊な印刷で刷った柄に社紋を手押しで加え、全てにシリアルナンバーを入れる。1種はチケット購入者全員に配布し、複数枚欲しい人には1枚1,000円で頒布する。イベント参加者以外には頒布しない。

 今年は飲食出店もあり、コーヒー店「Benjamin Mason(ベンジャミン・メイスン)」(長瀞町長瀞)は外部のイベントへ初出店となる。「市川いちご園」(田村)とKEiNAとのコラボスイーツの販売を予定。同園のイチゴは日本野菜ソムリエ協会が主催した「第2回いちご選手権」で最高金賞を受賞している。その他、地元有志による綿あめ店も出店する。

 宮下さんは「昨年から引き続き、この取り組みは田村神社に新しい形で関わるチャレンジ。田村地区は自然が豊かで、静かでいいところだと、この企画をきっかけに知ってもらえたら。春の始まりで気候も良く、穏やかな空気の中で、至福の音楽を楽しんでほしい。これからも田村で面白いことをしていきたい」と話す。

 吉田さんは「以前から田村地区が好きで、散歩のために通っていた時期もある。KEiNAやlike a birdのロゴデザインにも関わり、今山さんや宮下さんをはじめ、好きな人たちと関わって御朱印のデザインができたのもうれしかった。普段とは異なる感覚も使ってデザインしたので、自分の中の引き出しを広げるきっかけにもなった」と話す。

 開催時間は13時~16時。チケットは、大人=3,500円、中学生~高校生=2,500円。ライブ観覧と特別御朱印1枚が含まれる。保護者同伴で小学生以下は無料。

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