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秩父で楽器作りとライブのコラボ企画 新しい木育の取り組み

ライブを行う「ミルクオアダーク」

ライブを行う「ミルクオアダーク」

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 秩父の「ツグミ工芸舎百果店ひぐらしストア」(秩父市番場町)で2月12日、秩父産木材を使った楽器作りのワークショップと音楽ライブのコラボレーション企画が行われる。

秩父産の木材で作るカスタネット

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 主催は木育インストラクター&おもちゃコンサルタントで、「森画(モクモクキカク)」主宰のアダチユミコさん。昨年11月に同様の企画で1回目を開催し、ワークショップとライブを行った。ワークショップでは長さが違う6枚の木片を六角形の土台に取り付け、中にクルミやビー玉を入れて転がして音を楽しむ「リュールシロフォン」を作り、ライブで東京おもちゃ美術館の移動おもちゃキャラバン座長の曽我部晃さん率いる歌とギターとアコーディオンのユニット「Farkanda(ファーカンダ)」とコラボレーションを行った。

 アダチさんは「木のおもちゃには『気持ちが落ち着き心地よくなる魔法みたいなものが入ってるのでは』と、手にする度に思う。音の出る木のおもちゃや楽器を鳴らすことで、その空間や場所にいる人たちの心に響くバイブレーションとなり、自然と通じ合える気がする」と話す。

 「ワークショップもライブも達成感や感動が得られる催し。その両方をリンクさせる時間も設け、双方楽しめる参加型の催しをしたいと思っていた。今後も地域の3Z(在・材・財)を絡めた催しを、幼児から高齢者まで世代を問わずに楽しんでいただける場に広げていけたら」とも。

 2回目となる2月12日は、秩父産材のカスタネット作りと、チェロの関根かおりさんと足踏みオルガンのゑ川史子さんのユニット「ミルクオアダーク」のライブ「もうすぐひなまつり」を行う。表面が滑らかになるまで丁寧にやすりがけをして作ったカスタネットを、ライブでは実際に音を鳴らして楽しむ。ゑ川さんは「私も秩父地域在住。地元の木材を使って作った楽器を地元のミュージシャンと一緒に鳴らす。どんな音の空間になるか楽しみ」と話す。

 開催時間は、楽器作りワークショップ=13時30分~、ライブ=14時30分~。定員12人。料金は3,800円。要予約。申し込みは「百果店ひぐらしストア」のフェイスブックメッセージで受け付ける。2月12日10時~12時と13日13時~18時は、大粒の秩父産まゆ一つから作られた2羽のまゆうさぎ「まゆうさぎおひなさまセット」の展示販売も行う。

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