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秩父・番場町に芋スイーツ専門店と古民家再生ホテル

古民家を再生したホテル

古民家を再生したホテル

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 秩父市番場町に7月22日、秩父芋菓子専門店「芋うらら」と古民家再生ホテルの「番場おおそね」(以上、秩父市番場町)がグランドオープンした。両施設は和銅鉱泉旅館(黒谷)の一事業として展開する。

芋うららで購入したスイーツは観光案内所で飲食可能

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 菓子店は芋に焦点を当てたスイーツ店で、秩父地域産の「太白芋」「紅はるか」を使う。「生スイートポテト」「蜜芋ソフト」のほか、芋をモンブラン状にした「いもんぶらん」は中に秩父産のメープルシロップを使い、和銅鉱泉旅館が経営する「秩父菓子処 栗助」の「すのうぼうる」やアイスクリームなどを加える。食べ歩き以外にも土産として「芋けんぴ」なども販売している。

 ホテルは築150年の古民家をリフォームしたセルフスタイルホテルで、以前は「オオソネ」という洋服店だったため、その名前を継いでいる。宿泊予約はネットのみの対応で、事前カード決済により非対面でチェックイン・アウトに対応。スタッフは常駐せず、滞在中にスタッフが室内に入ることもない。予約が完了するとホテルと部屋の暗証番号が伝えられ、チェックインする仕組み。朝食は食パンなどの軽食が付き、ホテル内には貸切風呂も用意する。

 ホテル内部は、蔵などの造りは当時のまま、できる限り既存の建物を利用しているという。スタッフの町田亮さんは「150年の歴史を楽しめるように設計を進め、建物内にあるガラスや格子なども、今では作るのが難しいものもある」と話す。

 ホテルの入り口は観光案内所になっており、宿泊客以外も利用できる。菓子店で購入したスイーツを食べることも可能。町田さんは「番場通りに施設を開くことで、秩父の観光客を増やしていきたい。芋に特化したスイーツを作ることで、地域の方にも愛してもらえれば。秩父は日帰りの観光客が多いので、気軽に泊まってもらい、夜や2日目以降の秩父も楽しんでほしい」と期待を込める。

ホテルの宿泊料金は1人1泊8000円~。

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