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秩父・羊山公園の「皆高ガーデン」で植栽 閉校後も「みなこう会」が継続

芝桜を定植する卒業生たち

芝桜を定植する卒業生たち

 埼玉県立皆野高校の生徒や同窓会員ら約10人が3月24日、羊山公園(秩父市大宮)「芝桜の丘」で芝桜の植栽を行った。同校は3月31日で閉校したが、これまでの地域連携活動を途絶えさせないため、今後は同窓会を再編した新組織が活動を引き継ぐ。

農具を使って土を耕した

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 当日は、同校を卒業したばかりの4人と、同校卒業生でもある5人の教諭、同窓会員らが参加した。作業場所は、2017(平成29)年度から秩父市との連携で「皆高(みなこう)ガーデン」として毎年植栽を続けてきた区画。生徒が事前に考案したデザイン図に基づき、15列×15列の計225ポットに一つずつ手作業で植えた。

 採用した品種は、ピンク色の「オータムローズ」、白の「モンブラン」、白地にピンクの筋が入った「多摩の流れ」の3種類。過去の生育実績を踏まえ、今年は中央に濃いピンクを集めて配置した。土壌が硬い場所では、卒業生たちが農具で土をほぐしながら丁寧に定植を進めた。

 現場では、同校の卒業生でもある教諭らが「自分たちで考えて」と生徒に判断を任せつつ、共に作業を支える姿が見られた。少人数教育の中で商業教育やボランティア活動に注力してきた同校にとって、この植栽は地域との最後となる交流行事となった。

 4月1日に発足した新組織「皆野町高志會(略称=みなこう会)」は、これまでの同窓会の枠を超え、地域住民や企業にも門戸を広げる。芝桜の植栽や管理を来年以降も継続するほか、商業高校として培った知見を生かし、地元の産業を支えるビジネスコンテストなどの開催も計画している。

 参加した卒業生の甲斐有純さんは「自分たちが植えた芝桜が咲き、今後も『みなこう会』の活動を通じて皆野高校の名前が残っていくのが理想」と話す。

 同会の出浦洋介会長は「皆野高校が取り組んできた地域貢献の形を継承して、商業教育のDNAを町の活性化に生かせるように残していきたい」と力を込める。

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